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zoom RSS 愛すべき風土 ・・・運動会&敬老会

<<   作成日時 : 2011/10/01 01:01   >>

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9月は、2週連続の3連休があり、我が家には、埼玉・大阪の妹達や姪っ子一家など3組のお客様があった。
また、この間、敬老会運動会という地域2大行事もあった。
とても忙しい2週間だったが、元気一杯の高齢者と 伸び伸び自由で元気な子供達に出会うことができた。
 
やさしさに溢れた愛すべき地元を感じた2週間でもあった。


■ 敬老会  

敬老会は、18日の日曜日に公民館で行われた。
82歳になる義母が招待を受け、私達夫婦も参加させていただいた。
地元の知合いを増やしたいと思っているので、こうした場に参加出来るのは願ったりだ。

母には当然のことながら敬老席が用意されているが、
私達夫婦は、「若っか人は、こっちに座ってくんやい」と”若者席”に座ることになった。
70歳以上が敬老者で、それ以下は”若っか人”ということになる。

ここでは、還暦を過ぎたくらいでは、まだまだ下っ端である。
50歳代は下働き専門で、40歳代は超若者に分類される。
何せ70代の敬老者達は、農作業の現役バリバリで軽トラで走り回っている。

敬老会には、集落の70名程が集まった。
お祝いされる敬老者が40名、 盛り上げ役の”若っか人”が30名である。
敬老者の開会挨拶、「敬老者の数が増え、10年後はどうなるのか・・・」は考えさせられる。

食事にお酒が行き渡り、だんだん良い気持ちになった敬老者の元気で宴会は盛り上がった。

     定番のカラオケで熱唱・・・
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     ”若っか人”の出し物もあり・・・
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■ 運動会  

運動会は、25日の日曜日に地元の大馬越小学校で行われた。

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明治4年に創立されたこの小学校は139年の歴史を持っている。
今は全校生徒数13名である。
薩摩地方では、ほとんどの小学校が130年ぐらいの歴史を持っているのだが、廃校や統合の危機に直面している学校が多い。 これは薩摩に限らず、全国の田舎にある小学校の現状ではないだろうか。

    一つのテントに納まってしまう13名の全校児童
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13名の児童だけでは運動会開催は難しいので、住民参加型の地域総合運動会になっている。
児童の紅白対抗戦もあるが、校区内の自治会を4チームに分けて争う住民参加競技がのほうが多い。

ここでは、児童とその親はもちろん 地域住民全体が一つの家族のようである。 温かく和やかな空気が 狭い校庭に充満している。
卒業した中学生も総出で、用具係りや審番員などの裏方を引き受けている。
手の空いている住民はみんな集まれ!といった雰囲気である。

一歩、校庭に足を踏み入れると 鳥肌が立つような”やさしさ”を感じるのだ。 
新参者の私にも。


特に良かったのは、2人の6年生が家族とともに出場する「まだ 負けられません」というプログラムだ。
2組の家族内レースだ。
パパも ママも お姉ちゃんも 弟も 一緒にグランドを走り競争するのだ。
スタートラインは、パパが一番後方で、その次がお兄ちゃんで、次が6年生本人と中学のお姉ちゃんで、一番前が弟とママ、それが「ヨーイドン」で一斉に走り出し、誰が最初にゴールするかを競うのだ。
パパは、「まだ負けられません」と懸命に走っている。
家族全員が こぼれるような笑顔で走っている。 楽しそうだ。
ジーンときてしまった・・・・

   6年生の家族全員走 「まだ 負けられません」は笑顔一杯だ
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私が暮らしていた千葉の運動会でも消防団の方がゲームに参加していたが、
ここでは、現場に到着してから放水まで何秒かかるか、地域消防団の訓練成果を披露する場になっている。
実際に放水して見せるのだ。

   地域消防団の 「いざ出動」
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心揺さぶられる運動会に出会う前は、複式学級の小さな学校を維持する理由をよくわかっていなかった。
近くには、木造建築で改装された立派な小学校もあり、統合して多くの仲間と切磋琢磨する方が良いような気がしていた。
効率とコストで今風に計っていたのだ。 単純に。

しかし、地域のみんなが一体になった 温かさに溢れた運動会を体感して、小さな学校であっても個別に存続すべき価値があるのだと思った。 小学校はそこに通う児童を抜きに語れないが、何より地域に住む住民の心のより所でもあるのだと思う。  地域の歴史と文化の象徴なのだと思う。

ここ薩摩の田舎に住む子供達は、たとえ見知らぬ私であっても、道で出会うと必ず「おはようございます」、「こんにちわ」と元気よく挨拶をしてくれる。  子供達は年上の人を敬い、大人は自分の子供のように接するという、かって日本のどこにもあった文化が、今だ残っている。

毎夏、薩摩田舎にやってくる千葉に住む小4の孫は、今年の夏、 ”渓流探検”を こちらの小学生と一緒に体験した。 
その時、「田舎は良いよ。 こっちの小学校は俺の理想だ」などと生意気なことを言っていた。
先日、学校でいやなことがあったらしく、「俺は田舎に転校したい!」などと のたまわっていたらしい。
都会に住む孫には、大勢の仲間に揉まれて逞しく成長して欲しいと思っているが、田舎のハートフルな子供達のことが心に残っているらしい。


小4の孫には 田舎の子供達の温かさや さやしさが分かっていたらしい。
私は、運動会の雰囲気に触れ、初めてその気持ちがわかった。

やっぱり 鈍いのかもしれない。



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんわ。ご無沙汰してます、またお邪魔しに伺いました。
運動会、いいですね。我が家も長女が小1になり、先日初めて小学校の運動会がありました。こちらも地域の交流も含まれており、久しぶりに温かい気持ちになりました。応援合戦もあって、応援団長の女の子が最後に涙ながらに『ありがとうございました』の言葉にはもらい泣きしそうになりました。
最近良い話題が自分の周りにもあまりないんですけど、こういう行事をきっかけにまた気持ちが前に向きますね。
夏が終わって急速に冬に向かっていますが、薩摩はやはり暖かいのですか?インフルエンザが早くも流行しているみたいなので、お気をつけくださいね。(自分もですが…)
サク
2011/10/05 23:34
ななんと! あのディスプレーを飾っていたお譲ちゃんはもう小学生ですか。 早い!
子供の行事に参加すると面白いことが一杯あるので良いですよね。 うらやましい。
是非、前向きに!
後ろを向いて得することはなにもない。
てうちん
2011/10/06 12:42

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