アクセスカウンタ

zoom RSS テーマ「旅」のブログ記事

みんなの「旅」ブログ


あこがれの肥薩線

2012/08/28 17:03
この夏、“あこがれ”の肥薩線を旅しました。
正確には、鹿児島中央駅―隼人駅―吉松駅―人吉駅の往復ですが。

肥薩線は、肥後・熊本の八代駅と薩摩・鹿児島の隼人駅を結んでいる。 かって、物流大動脈として期待された肥薩線でしたが、今では観光客を集める「動く展望台」として名高い。 

画像


■肥薩線の魅力1: 正真正銘の山岳鉄道 ■

八代−人吉間は、日本三大急流の一つである球磨川に沿って走るので川線と呼ばれています。 吉松−人吉間は、霧島山系の険しい山肌を縫って走る、言わば山岳鉄道で山線と呼ばれています。 山線は、21カ所のトンネルがある起伏の激しい路線です。 人吉駅の海抜106mに対して最高地点の矢岳駅は537mと高低差が大きく、ジグザグに登り降りするスイッチバック方式が2カ所、しかもその内の一カ所は、山肌をぐるりと一周して駆け上がるループ式も併設されている。当時の蒸気機関車が運航できる極限の鉄路だと言われ、鉄道フアンにはたまらない山岳鉄道です。

画像


■肥薩線の魅力2: 車窓からの眺めの素晴らしさ ■

山あり谷ありの変化の激しい景観に加えて、日本三大車窓に上げられる雄大な絶景スポットもあります。 また、肥薩線に乗り替える前の日豊線(鹿児島中央駅−隼人駅間)から望む錦江湾と桜島も最高です。

トンネルを抜けて、三大車窓に差し掛かると、列車は停止して観光案内をしてくれます。
が・・・・ うす曇りだった空がトンネルのあたりで急に暗くなり、雨が降り出し、残念ながら景色が霞んでしまいました。 雄大さは伝わってきましたが、一番楽しみにしていた場所で突然の雨! まぁーしかたありません。 うぅーん残念!


・写真は雨に霞む三大車窓です
画像



・錦江湾に雄大に浮かぶ、爆発直後の桜島です
画像



■肥薩線の魅力3: 楽しめる個性的な列車 ■

JR九州管内の列車は、おしゃれな列車、個性的な列車が多い。
鹿児島中央駅―吉松駅間を結ぶ「特急はやとの風」は、外装は一時代前を思わせるレトロな雰囲気なのに、内装は現代美術を思わせるような明るくて豪華な造りになっている。

・特急はやとの風 のレトロな概観
画像



・はやとの風 には展望席があります
画像


・はやとの風 の社内はちょっと豪華気分です
画像




吉松駅―人吉駅間を走るのは、 「いさぶろう号」「しんぺい号」である。全く同じ車両なのだが、行きと帰りで呼び名が変わる。吉松→人吉の時は「しんぺい号」となる。当時の鉄道院総裁・後藤新平からきているそうだ。 逆方向の時が「いさぶろう号」で、工事責任者だった山縣伊三郎から命名したらしい。
「小豆色をした、やはりレトロな雰囲気の車体で、内装も「はやと風」に比べるとシックな造りになっている。 このディーゼル電車は、日本でも最大級の険しい鉄路を毎日往復している訳で「ごくろうさん!」と思わず声をかけたくなります。

・「いさぶろう・しんぺい号」
画像


・「いさぶろう・しんぺい号」の社内の様子
画像



■肥薩線の魅力4: 歴史を語る個性的な駅舎 ■

嘉例川(かれいがわ)駅と大隅横川駅は、築100年の木造駅舎である。 清楚なたたずまいの中に凛とした気品を漂わせ、90年代以降のローカル線受難の時代をしぶとく生き残ってきた逞しさを感じました。 
列車も7分ほど停車し、乗客も自由に駅舎を見学し写真をとることができます。七夕かざりの嘉例川駅には、夏休みの高校生が観光客に特産のお茶をふるまっていました。また、旅行番組らしき一行がテレビ撮影するなど、観光客と、もてなす地元民とで賑わっていました。 列車の出発時には、地元の人たちが手を振って送ってくれます。なんだか、暖かさをもらって嬉しくなりました。

・旅行番組(?)のテレビ撮影をしていました
画像



・レトロな嘉例川駅舎内
画像



・地元高校生が旅行者にお茶をふるまっていました
画像


・どこの駅でも「肥薩線開通100周年」を祝っていました
画像




真幸(まさき)駅は、「真の幸せ」を願う人たちに人気があるんだそうです。
ホームには、「幸せの鐘」が設置されており、停車時間には鐘を鳴らす人が順番を待っている。
柱にある張り紙が面白い。
  ・ちょっと幸せの方は一回
  ・もっと幸せになりたい方は2回
  ・一杯幸せの方は3回鳴らしてください
ちょっと迷ったが、ここは3回鳴らすことにした。

画像


肥薩線最高地点に位置する矢岳(やたけ)駅には、536.9mの標高標識がある
画像


矢岳駅の時刻表
登り下り合わせて一日10本、乗り遅れたら3時間待たねばならない

画像


真幸駅を出てすぐの車窓からスイッチバックの線路を眺めるとこんな感じです
画像


今回の旅の終着駅「人吉駅」
画像



以前見た、三大車窓の一つ長野県篠ノ井線善光寺平の雄大な景観が記憶にあったので、肥薩線の三大車窓をほんとに楽しみにしていた。 なのにどういう訳か、矢岳トンネル付近を走る時だけお天気に恵まれませんでした。  このことは残念でしたが、「もう一度いらっしゃい!」と言われているのだと思う。

三大車窓が霞んでいたこと以外は、とても楽しい山岳鉄道の旅になりました。 
いずれ、紅葉の時期あたりにチャレンジしたいと思います。

鉄道フアンの方のみならず、お薦めできる肥薩線です。 是非、旅のメニューに加えてください。
それから、鹿児島中央駅から「特急はやとの風」に乗るなら、桜島が望める錦江湾側の座席をお薦めいたします。運悪く反対側しか予約できない時は、座席指定の必要ない展望コーナーに座ると良いと思います。





記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 7 / トラックバック 0 / コメント 0


トップへ | みんなの「旅」ブログ

風の里山  薩摩いなか暮らし  旅のテーマ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる